研究課題
若手研究(B)
代表的な導電性高分子であるポリチオフェン誘導体の高配向薄膜を摩擦転写法を用いて作製し、ホールドープによる電子状態の変化を光電子分光法により観測した。角度分解光電子スペクトルでバンド分散を観測することはできなかったが、ドーピングにより生じる準粒子ピークのエネルギーがドープ量によって異なることが分かった。これはドープ量によって準粒子の種類が変化していることを示唆している。
物性物理学