研究実績の概要 |
本年度は2種の元素からなる合金(2元金属合金)既知のデータ群(結合長、融点、沸点など)と第一原理シミュレーションから得られたデータ群を用いた物性予測を行った。本年度の予測では230種の2元金属合金に対してK-meansクラスタリングによりグループ分けを行った。対象としたデータは(volumne, Formation_energy, Band_gap, A_Z, A_e_negativity, A_valence_e, A_first_ionization, A_boiling_point, A_melting_point, A_atomic_radius, A_average_ionic_radius, B_Z, B_e_negativity, B_valence_e, B_first_ionization, B_boiling_point, B_melting_point, B_atomic_radius, B_average_ionic_radius)の19パラメータであり、クラスタリングにより数種類の分類を試行した結果、クラスター数3の分類結果がもっともクラスター毎の特長の解釈が行いやすい結果である事が示された。これら3つに分類されたクラスターは1.ホウ素・炭素合金類、2.遷移金属合金類、3.典型金属合金類となっており、4つの分類では典型金属元素がより細かく分類され、5つの分類では遷移金属がより細かく分類された。
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