研究成果の概要 |
オプトメカニクスおよびエレクトロメカニクスを用いてマクロ振動子のエンタングルメント状態生成に向けて実験を行った。1,000,000という高いQ値を持つSi3N4薄膜振動子を光およびマイクロ波共振器と結合する実験系を構築し振動子の電磁波による操作を行った。光のレーザー冷却では室温の300Kから50mKまで振動モードの冷却が確認された。またマイクロ波では希釈冷凍機温度(10mK)から振動基底状態までの冷却が達成された。マイクロ波の実験ではマイクロ波共振器と薄膜振動子の量子強結合が確認されたほか、異なる振動モード間を共振器を媒介としたパラメトリック結合させることで振動子モード間の強結合も確認された。
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