研究課題
若手研究(B)
本課題では、細胞膜モデルを用いて、膜面内および膜近傍のタンパク質が持つ電荷による膜構造の変化と、膜‐タンパク質の相互作用の強さを解明することを目的とした研究を行った。X線を膜に照射した際に、反射されるX線量の測定(X線反射率)と、膜やタンパク質を構成する原子から放出される蛍光の測定(微小角X線蛍光散乱法)を同時に測定することで、これまでに測ることのできなかった細胞膜中の電荷の分布をオングストローム(100億分の1メートル・原子の大きさレベルの長さ)精度で測定することに成功した。
ソフトマター物理