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非平面分子のフラーレンは幅広く利用されている材料である。本研究では、リン原子を共役系に組み込むという発想で、非平面炭素材料のホストとなる曲面分子の開発を行った。リン原子を１つ有するキラル曲面ホスト分子を新規に合成し、フラーレンC60との共結晶化を行ったところ、４分子のホスト分子がC60を覆っていることが明らかとなった。また、溶液中でも弱いながらフラーレン類と相互作用していた。次に、リン原子の数を２つにした拡張型ホスト分子を合成した。このホスト分子は２分子でサンドイッチ状にC60を包接していた。また、溶液中の相互作用はリン原子を１つ有するホスト分子より強いことがわかった。
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