研究課題
若手研究(B)
本課題では、自然エネルギーを用いた二酸化炭素還元に不可欠な技術として、電気・光化学的に再生可能なヒドリド供与体の創出を目標に研究を行った。その結果、光・電気化学的に還元されると高いヒドリド供与能を持つことが期待される1,5-フェナントロリン配位子を持つルテニウム錯体の合成に成功した。そして、ルテニウム錯体上の1,5-フェナントロリン配位子は光化学的還元により高いヒドリド供与能が期待される4,5-ジヒド-1,5-フェナントロリンに変換されることを明らかにした。
錯体化学