研究課題
若手研究(B)
複素環へのプロトンの配位により生じるカチオン性有機分子の電子求引性を利用するという発想に基づき、キラルピリジニウムリン酸アミドをピリジニウムプロトンとイミド型酸性プロトンを有する二座配位型酸触媒としてデザインし、その合成に成功した。そして、この酸触媒が各種1-アミドジエンとマレイミド類との不斉環化付加反応を高立体選択的に進行させることを見出し、多様な三次元構造を選択的に与える手法の開発に成功した。
有機化学