研究課題
若手研究(B)
植物の受粉に需要な役割を持つ花粉管誘引タンパク質LUREの化学合成に取り組んだ。合成はFmoc固相ペプチド合成法によって合成した2つのペプチド断片をKAHAペプチドライゲーション反応で連結することで達成した。この時、反応系中に還元剤(TCEP)を加えることで効率良くらいゲーション反応が進行することを見出した。さらに、システインリッチタンパク質の部分構造を環状ペプチドに組み込むことで、元のタンパク質の生物活性を再現することに成功した。環状ペプチドはKAHAペプチド環化反応によって合成した。
有機合成化学、ケミカルバイオロジー、タンパク質化学