研究課題
若手研究(B)
分子動力学法により,欠陥を有する多層CNTを対象として圧縮変形と曲げ変形シミュレーションを実施して,座屈特性について検討した.さらに,各原子位置におけるエネルギーの2次導関数に相当する原子弾性剛性係数を評価することで,局所の変形抵抗と座屈挙動との関係について検討した.その結果,いずれのモデルでも,局部座屈が生じる領域において,原子弾性剛性係数の第2固有値が負となっている原子が出現しており,モデル構造の違いに関わらず,同一の指標で座屈開始を評価できることが示唆された.
計算固体力学