研究課題
若手研究(B)
多結晶塑性論の枠組みにおいて,結晶粒形状,結晶粒の大きさ,結晶方位の3因子を考慮した複数の代表体積要素を用い,これに対して同一の巨視的境界条件下を課し,その材料応答をそれぞれ求め統計的なデータ収集を行った.この結果を踏まえ,実験的に観察される多結晶構造を有する有限要素モデルを作成し,可能な限り実験と同等の条件による解析を実施することで,既存の多結晶塑性モデルによる結晶格子回転の再現可能範囲を示した.得られた結果を踏まえ,結晶塑性論の枠組みにおけるより高精度なモデル構築の可能性を見出した.
計算固体力学