研究成果の概要 |
1)MEMSを新たに開発することで,単突起にかかる摩擦力・垂直抗力を計測しながら接点の形状変化を観察できた. 梁の寸法を適切に設計することで,サブnNの精度で計測できた. 2)Agの単突起の摩擦をナノスケールで観察した. 力の変化と真実接触面積の変化を直接関係づけることで,摩擦係数がいかにして決まるかを微視的なアプローチから考察した. ただ,計測したナノスケールの計測結果をそのままマクロスケールに拡張すると,矛盾が生じることも分かった. 3)Fe, PTFE, Pt, Ruなど様々な材料を観察した. 摩擦力/垂直抗力/真実接触面積といったパラメータに注目し,定量的な違いを得た.
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