研究課題
若手研究(B)
精密位置決めや摩擦低減などの目的で機能性摩擦材料の開発が進んでおり,特に,自動車に実用化されているDLCや,カーボンナノチューブフォレストなどのカーボン系コーティングが注目されている.本課題では,そのような機能性摩擦材料における機能のさらなる向上を目的として,摩擦現象をより詳細に明らかにするために,摩擦面におけるナノレベルのその場計測装置の開発を行った.サンプルとして使用した高配向カーボンナノチューブ膜を用いて,表面が数nmの粗さから数10nmの粗さへの変化を敏感に検出することに成功した.
トライボロジー