気候の変化と世界人口の増加により世界中の水供給に対する欲求が高まっている。問題は世界に十分な水がないということではなく、そのほとんどが不純物と混ざり合っていることである。したがって、海水の純水抽出(脱塩)は社会にとって長い間関心を集めており、淡水化によって得られた世界の水供給量は増加している。しかしこれは大量のエネルギーを必要とするという難点がある。 本研究では、氷が凍結すると不純物を排除する傾向があることを利用して、氷結に基づく脱塩を検討する。これを行うためには、水-不純物混合物の熱物性的特性を理解することが重要である。研究の結果は不純物の分子構造の知識に基づいてその熱物性的特性を予測する。
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