まず、広帯域な散乱特性を実現するための素子として、対数周期ダイポール素子に着目し、その散乱特性が広帯域であることを数値的に明らかにした。次に、3Dプリンタを用いて素子の試作を行い、その広帯域な散乱特性を実証した。さらに、リフレクトアレーの設計と試作を行い、数値シミュレーションと電波無響室内の実験を通して、対数周期ダイポール素子から成るリフレクトアレーの広帯域な散乱特性を示した。 その一方で、リフレクトアレーの設計法の高速化と高機能化に関する研究も行い、従来法に比べて数十倍~数百倍程度の高速化を実現すると共に、リフレクトアレーの高利得化を実現した。
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