RFIDはリーダとタグが通信を行う技術であり,近年開発・研究が進められている。中でもタグに集積回路を持たないチップレスタグを利用した技術はメンテナンスフリー、安価などの多くの利点を持ち注目されている。本研究ではチップレスタグの通信容量が小さい,通信距離が短いという問題点を解決するために,フラクタル構造に着目し,反射型および透過型の新しいチップレスタグを提案した。提案タグは高い反射係数、Q値をもつことがわかった。 また、チップレスタグ技術を利用した環境センシングのひとつとして温度センサタグの開発を行い,パッシブRFIDとチップレスRFIDの結合技術を用いたセンサタグを提案した。
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