研究課題
若手研究(B)
無線通信環境におけるフィードバック制御システムを構築するときに,通信遅延はむだ時間となり,制御系に悪影響を与える.むだ時間の影響を補償するために可変スケーリング通信外乱オブザーバと線形で制御系設計が容易であるハイパスフィルタ通信外乱オブザーバを提案した.実機実証実験により,提案手法は定常偏差を改善することができた.特にハイパスフィルタ手法では,過渡応答も同時に改善することを確認し,無線ネットワーク制御技術を確立した.
制御工学