本研究は、日常生活圏における地上到達紫外線量の実態と空間構成の因果関係を明らかにし、人体への環境負荷低減に向けた地上到達紫外線分布図の作成と屋外空間の計画手法を開発した。その過程で、現地観測にて土地被覆毎の紫外線反射率を算出するとともに、その結果と高分解能衛星画像を用いた地上到達紫外線分布図の作成手法を提案した。 また、DSMとDEMデータの差分から都市空間における緑陰抽出手法を見出し、紫外線分布図の高度化を実現した。加えて、本研究で作成した紫外線分布図は、解像度の高さから目的地までのルート選択時の利用において期待されることがわかった。
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