研究課題
若手研究(B)
本研究では,積雪地域の木造住宅における豪雪および大地震による被害関数を構築することを目的としている。先ず,北海道で発生した雪下ろしによる人身事故の統計資料を整理し,人的被害リスクを明らかにした。次に,既存木造住宅から耐雪要素を整理し,雪荷重による木造住宅の損傷リスクを明らかにした。また,地震応答解析に基づいて木造住宅の被害関数を雪荷重ごとに推定し,2000年以降に建築された木造住宅においても屋根雪が存在する場合は震度5強程度でも被害が拡大することを明らかにした。
建築構造