CFRPは高強度,高剛性など優れた特性を有する材料であるので様々な構造物への適用が進んでいる。しかし,CFRPは衝撃を受けると,層間はく離など内部損傷をおこし強度を大きく低下させるため衝撃対策が重要な材料でもある。衝撃が生じる要因にはいくつかあるが,運用中に受ける衝撃のなかに落雷がある。本研究では光ファイバセンサを用いた落雷に伴い生じる衝撃力計測の可能性を調査した。その結果,落雷損傷はCFRP表面の繊維方向に進展することがわかった。さらに光ファイバセンサを用いた計測によりCFRP落雷損傷計測の可能性が見いだせた。
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