研究課題
若手研究(B)
生体組織を再生するための材料としての応用を見据え、生体内で分解する機能と細胞との親和性を兼ね揃えた、有機無機ハイブリッド不織布を開発した。この不織布は、水を用いて合成することができるため、優れた安全性を示し、タンパク質などを変性や失活させることなく内部に保持できた。例えば、酵素タンパク質を不織布に導入しても酵素活性能は維持でき、さらに、不織布を構成するハイブリッドの網目構造が、酵素タンパク質を材料周囲に存在する阻害物質から保護するといった特異的な機能も示した。
生体材料