研究課題
若手研究(B)
本研究は、高分子複合膜および繊維を用いて可逆的に放射線(X線)を可視化する試みである。この高分子複合膜は、フォトクロミック色素(6-nitroBIPS)、ユーロピウム賦活塩化フッ化バリウム粒子、そしてポリカーボネートから形成される。一方、高分子複合繊維の場合は、染色性の良いポリ乳酸を用いた。高分子複合膜は、SPrin-8の放射光に対して良好な可視化に成功した。高分子複合繊維は、73秒(7.41Gy)で可逆的に白色から薄紫色に変化した。
光物理化学