研究課題
若手研究(B)
酵素を触媒とするポリフェノールの酸化反応を用いて、ゼラチンの接着力を改良した。これはポリフェノールの酸化で生成するキノンによってゼラチンタンパク質が共有結合で架橋し、ゼラチンが不溶化する現象を利用している。カフェ酸を用いた架橋でゼラチン接着剤の耐水性が著しく改善し、ホルムアルデヒドを含まない生体組織用の接着剤として利用できることがわかった。
タンパク質工学