研究成果の概要 |
高温強度特性に優れた酸化物粒子分散強化(ODS)鋼の製造プロセスを確立のために、焼結の昇温段階における酸化物粒子の析出過程を、系統的粉末熱処理・多方面からの微細組織解析によって明らかにし、自由エネルギーモデルを用いて系統的に説明した。Ti, Al, Zr添加・無添加のODS鋼を比較し、Y2O3の析出開始温度である700℃における析出臨界半径及び活性化エネルギーを計算した結果は、Y2Zr2O7< Y2O3< Y2Ti2O7< YAlO3の順に小さくなり、本研究の実験結果と一致した。
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