研究課題
若手研究(B)
規則性構造体のナノ空間を調製場及び構造制御場とした金属複核錯体触媒を開発し、これらを触媒とする選択的物質変換反応を行った。具体的には、層状ケイ酸のナノ層間を反応場とした銅二核触媒の設計と分子状酸素による位置選択的脱水素カップリング反応への応用、ポリアミンデンドリマー内包ロジウム五核クラスターの一段階精密合成と化学選択的還元触媒能の解明などを達成した。これらの研究は、固定化多核錯体触媒の簡便かつ精密な調製方法と、高機能多核錯体触媒の新たな設計指針を示すものである。
触媒設計学