研究課題
若手研究(B)
核融合反応に関わる過程はプラズマ対向材料で構成される壁を持つ真空容器の内部で起こる。タングステンは重要な対向材料である。タングステンは本質的に脆弱な材料であるが、核融合炉では水素、ヘリウム、そして中性子といった粒子種に晒される。これら3種類の粒子はタングステンのような金属の脆性を増加させることで知られている。本研究では、水素、ヘリウム、そして中性子によるタングステンの力学的挙動への影響を明らかにした。二・三重負荷の場合も調べた。レーザー超音波法と呼ばれる新しい実験手法を適用いてタングステンの機械的性質を評価した。また、タングステンの脆性破壊を克服するための先進材の機械的性質も評価した。
核融合学プラズマ・壁相互作用