パルス運転から定常運転まで移行可能で、且つ、ダイバータ熱負荷を低減した小型原型炉概念の構築のため、鎖交型超伝導コイルシステム概念を検討し、超伝導CS・PFコイル設計コードを新に開発することにより、システム設計コードでパルス運転が可能な設計領域を検討した。鎖交型PFコイルを用いることによりパルス運転から定常運転まで移行可能で、且つ、ダイバータ熱負荷を低減した小型原型炉の設計領域と、鎖交型超伝導コイル概念を明らかにすると共に、鎖交型超伝導コイルシステムの適用範囲と実現性を向上させるためには、含浸方法や組立方法を含む製作方法が課題であり、コイルに使用する低温鋼の高強度化も非常に有効な方法であることを明らかにした。
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