研究課題
グリア細胞に発現するceh-26遺伝子のノックアウト線虫を作製し、表現型を解析した。その結果、隣接する感覚ニューロンの形態、機能に多様な欠陥を生じることを明らかにした。またceh-26遺伝子は転写因子をコードするため、下流の遺伝子群の探索・同定を行った。さらに、最近開発したゲノムにシングルコピートランスジーンを導入する手法、Cre/loxPシステム、既存の変異体を組み合わせた体系的なコンディショナルノックアウトを行う方法を適用し、ceh-26コンディショナルノックアウト線虫を作製した。
2: おおむね順調に進展している
本年度は当初の予定通り、ceh-26下流遺伝子の探索と同定を行った。また当該遺伝子のノックアウト線虫の作製または入手も完了している。
当初の計画に沿って、同定したceh-26下流遺伝子の機能解析を進める。
独自に作製を予定していた変異体やトランスジェニック線虫の一部について、既存の株が入手可能となり、作製に予定していた費用を使用する必要がなくなったため
作製あるいは入手した変異体、トランスジェニック線虫の表現型解析を予定より先倒しで行うための研究費用に充てる。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)
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