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細胞小器官ミトコンドリアは、核ゲノムとは異なる独自のゲノム、ミトコンドリアDNA（mtDNA）を持つ。mtDNA は細胞のエネルギー産生に深く関わり、mtDNA に生じた異常は様々な疾患に関与することが知られている。それ故、mtDNAがどのように複製・維持されているのかをより深く理解することは生命医科学の進展に重要である。本研究はmtDNA複製に関わる新規のタンパク質を見出すことを目的として行われた。培養細胞等からタンパク質‐mtDNAを複合体の状態で精製する方法を構築し、この複合体に含まれるタンパク質の同定を行った。そしてこれらのタンパク質がmtDNA複製・維持に関わるかを検討した。
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