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2016 年度 実績報告書

オートファゴソーム形成を駆動するユビキチン様タンパク質脂質化反応機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26840017
研究機関東京工業大学

研究代表者

中戸川 万智子  東京工業大学, 生命理工学院, JSPS特別研究員 (90402461)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードオートファジー / 結晶構造解析 / E3酵素
研究実績の概要

オートファジーによる分解には被分解物を包み込む二重膜胞オートファゴソームの形成が必須であり、そこではユビキチン様タンパク質Atg8と脂質分子ホスファチジルエタノールアミン(PE)が結合したAtg8-PEが重要な役割を果たす。Atg8は、Atg7をE1酵素、Atg3をE2酵素とするユビキチン結合反応を経てPEと結合する。私は以前、オートファジー関連タンパク質Atg12とAtg5の結合体がAtg3の活性中心に構造変化を引き起こし、その活性を上昇させることを生化学的手法により示した。本研究では、Atg12-Atg5結合体によるAtg3の活性化の作用機序を明らかにするため、Atg12-Atg5結合体とAtg3の化学架橋産物の結晶構造解析に取り組んだ。前年度までにAtg12-Atg5-Atg3化学架橋産物を効率よく形成させることに成功し、高純度の精製サンプルを得る条件を整えた。しかしながら、化学架橋実験をスケールアップして行ったところ、架橋効率が下がり、架橋産物を高純度で得ることが難しくなった。今年度引き続き精製条件を検討したが、高純度で精製することはできなかった。低純度の精製サンプルを用いて、およそ500種類の条件で結晶化スクリーニングを行ったが、結晶を得ることはできなかった。

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公開日: 2018-01-16  

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