酵母や古細菌に存在するESCRT-IIIタンパク質について結晶化を行い、スルフォロブス属の古細菌に存在する新規ESCRT-II様タンパク質について、S. acidocaldarius由来とS. solfataricus由来のそれぞれで約1.6Åおよび約1.7Åの分解能で構造に成功した。その結果、どちらも基本フォールドはウイングドヘリックス構造を持っており、さらに二つのαヘリックスが追加された構造をとっていることがわかった。また、この古細菌ESCRT-II様タンパク質が、DNAと結合することを新規に同定した。
|