本研究代表者はグルコース飢餓条件化においてミトコンドリアの形態が栄養センサーとして知られるAMKキナーゼに依存してダイナミックに変化することを先の研究で見出した。本研究課題では、その制御メカニズムを明らかにするため、基質分子の網羅的解析を行った。結果、ミトコンドリア分裂促進因子Mffを新規基質として同定し、S155がリン酸化部位であること、そのリン酸化が正常な機能に重要であることを明らかにした。しかしながら、海外のグループにより同様の研究成果が先んじて報告されてしまったため、論文発表には至れなかった。現在同網羅的解析で同定できた別の基質に関しても解析を行っている。
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