研究課題
若手研究(B)
本研究は細胞内における多様な核配置戦略を解明することを目的として、線虫C. elegansの受精卵と多核化した腸細胞における核の動態を解析した。これまではモータータンパク質・ダイニンが核配置の主要な制御因子として知られていた。今回、(1)卵に侵入した精子核が受精卵内で生じる細胞質流動を利用して適切な配置をとること、(2)多核化した腸細胞における核配置にはモータータンパク質・キネシンが関与する可能性が見出された。本研究により、新規な核の配置機構の存在が明らかになってきた。
細胞生物学