ショウジョウバエの嗅覚関連学習をなす神経回路を同定するために、学習が行なわれている最中の脳の神経活動を蛍光カルシウムセンサーで記録し、記憶に必要な神経細胞の同定を目的とした。約2000個のキノコ体細胞のうち、CREB活性化神経細胞(CRE-p細胞)に注目した。 1)CRE-p細胞へ入力するドーパミン神経の応答パターン記録・解析、2)CRE-p細胞から出力する神経MBONsの応答パターン記録・解析、3)2)の出力神経のうち、2つの神経においてトレーニング依存的な可塑的なカルシウム応答を確認した、4)2つの出力神経のは、忌避学習後にそれぞれ応答性の増強と減少という相反する可塑性を示すことを確認した
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