アントシアニン合成に関与するCHS遺伝子ならびにDFR遺伝子を標的としたTALENベクターをそれぞれ構築し、オオムギに導入した。形質転換体を作製することができたが、いずれの個体においても標的遺伝子に変異を挿入できなかった。 一方、ゲノム編集での利用を目的として、オオムギのカルス特異的プロモーターを4つ単離した。これらをEGFP遺伝子につなげて、発現解析を行った。全てのプロモーターにおいてカルスでの一過的EGFP発現が観察された。さらに、形質転換カルスにおいて、2つのプロモーターで安定したEGFPの発現が確認できた。
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