ササリンドウ(Gentiana scabra)の葉から抽出したRNAを用いてRNA-seq解析を行った。キサントンを持っている種であるササリンドウから23種類のUDP-glucose 依存型糖転移酵素(UGT)相同cDNAを単離し、組換え酵素活性を検討したところ、8種類おいてnorathyriolに対する配糖化酵素活性が検出された。これらの酵素は類似の芳香族化合物であるフラボノイドにも活性を示し、また、複数の反応生成物が得られた。また、エゾリンドウ(G. triflora)から単離したUGTの一種が、フラボンのC配糖化を直接触媒することを示した。
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