本研究は、ディファレンシャルネットワークによる作物有用形質に関与する遺伝子機能予測法の開発を目的とする。実用作物のトマト3種に焦点をあて、共発現ネットワークの接続形態の違いに基づいた遺伝子の重要性づけによって、葉の形の多様性の背後にある遺伝子制御ネットワークの推定手法の開発に取り組んだ。我々のディファレンシャルネットワーク手法は、種間で互いに異なった遺伝子共発現クラスターを構成する、種間での劇的な共発現パターンの変化をとらえた。同時に、遺伝子発現制御ネットワーク予測手法をRパッケージとして実装している。
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