シロイヌナズナが発現するキチナーゼ様(CTL,Chitinase-like)タンパク質AtCTL1とAtCTL2およびイネ由来CTLタンパク質OsCTL1は,それぞれN末端シグナル配列,膜貫ドメイン,糖質加水分解酵素ファミリーのGH19キチナーゼ様ドメインとC末端領域から成る.本研究では,AtCTL1とAtCTL2のGH19キチナーゼ様ドメインのみをグルタチオンS-トランスフェラーゼおよびユビキチン様タンパク質との融合タンパク質として,大腸菌を用いた発現システムにより生産することに成功した.また,カラムクロマトグラフィーにより,SDS-PAGEにおいて均一なまでに精製した.
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