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2015 年度 実施状況報告書

スギ雄性不稔原因遺伝子の単離-多様な無花粉スギリソース整備に向けて-

研究課題

研究課題/領域番号 26850103
研究機関国立研究開発法人 森林総合研究所

研究代表者

坪村 美代子  国立研究開発法人 森林総合研究所, 林木育種センター, 主任研究員 (70415040)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワードスギ / 花粉症 / 遺伝子
研究実績の概要

雄性不稔スギ(無花粉スギ)品種「爽春」の原因遺伝子は特定されていない。原因遺伝子を特定することができれば、マーカー化することで効率的に育種を行うことができる。本研究では、分子生物学的手法と遺伝解析に基づいて、「爽春」原因遺伝子と特定することが目的である。
昨年度までに、次世代シーケンス解析とマイクロアレイ解析により絞り込んだ遺伝子情報を基にSNPマーカーを開発、爽春F2マッピングポピュレーション190個体に適用し、連鎖解析を行った。適用した576マーカーのうち、207マーカーにより13連鎖群の連鎖地図を作成することができた。原因遺伝子近傍にあると考えられるマーカーを2つ特定することができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成27年度は連鎖解析を行い、原因遺伝子近傍にあると考えられるマーカーの絞込みを行うことができた。マーカーをスギ精英樹に適用し、潜在的に雄性不稔遺伝子を保有するクローンの探索は、育児休業から復帰後に対応する。

今後の研究の推進方策

絞りこまれたマーカーをスギ精英樹に適用し、潜在的に雄性不稔遺伝子を保有するクローンの探索を行う。また、さらに近傍のマーカーを特定するため、マーカー数を増やして連鎖解析を行う。

次年度使用額が生じた理由

育児休業による研究中断および研究期間延長のため、平成27年度は研究費を使用しなかった。

次年度使用額の使用計画

育児休業から復帰後、連鎖解析に必要な試薬、および論文投稿のための英文校閲に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Determination of male strobilus developmental stages by cytological and gene expression analyses in Japanese cedar (Cryptomeria japonica)2016

    • 著者名/発表者名
      Miyoko Tsubomura, Manabu Kurita, and Atsushi Watanabe
    • 雑誌名

      Tree Physiology

      巻: 印刷中 ページ: 印刷中

    • DOI

      10.1093/treephys/tpw001

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2017-01-06  

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