海洋表層における硝化過程の変動要因

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26850115
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 水圏生産科学
• 研究機関: 国立研究開発法人海洋研究開発機構 (2015-2016); 東京大学 (2014)
• 研究代表者: 塩崎 拓平 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 特任研究員 (90569849)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 硝化 / 窒素循環 / 基礎生産

研究成果の概要

本研究は海洋表層における硝化の窒素循環に与える影響を評価し、またその変動要因を明らかにすることを目的とした。太平洋熱帯域から北極海までの観測の結果、全ての海域で硝化は有光層で起こっていることが示された。特に亜熱帯貧栄養海域において植物プランクトンが消費する硝酸塩の半分以上が硝化の影響を受けていた。また硝化活性はこれまで知られていた光やアンモニウム塩濃度だけではなく、微量金属の供給量にも影響を受けている可能性が示唆された。

自由記述の分野

生物地球化学