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2016 年度 研究成果報告書

沿岸生物種において遺伝的撹乱は起こっているか:マハゼの大規模DNA分析からの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26850131
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 水圏生命科学
研究機関東京大学

研究代表者

平瀬 祥太朗  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (90635559)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードマハゼ / 分子系統地理 / 遺伝的撹乱 / RAD-seq / 次世代シーケンサー / 侵入種 / 集団構造
研究成果の概要

バラスト水を介した移動分散が懸念されるマハゼの集団構造を明らかにするため、ミトコンドリアDNA分析とRAD-seqによる解析を行った。ミトコンドリアDNA分析では、日本国内に軽微な遺伝的分化が生じていることが明らかとなった。海外侵入集団の解析では、北カリフォルニア侵入集団の起源が東京湾であることが示されたが、南カリフォルニアとメルボルンの侵入集団の起源を推測することはできなかった。RAD-seq解析では、太平洋側と日本海側に対応した遺伝的分化が検出された。このような地理的距離と関連した集団構造は、バラスト水による遺伝的撹乱が生じていないことを示唆している。

自由記述の分野

水圏遺伝生態学

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公開日: 2018-03-22  

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