本研究では、農作物や植生の水ストレス評価法開発のための基礎的研究として、可視・近赤外およびテラヘルツスペクトルの解析およびイメージングに関する検討を行いストレス過程での水分子の動態の明確化に取り組んだ。近赤外スペクトルおよびそのイメージングからは、乾燥過程にともなって長波長シフトがみられ乾燥中の不均一性が存在する可能性が示された。テラヘルツスペクトルに関してもベースラインシフトからストレス評価が可能であることが確かめられた。さらに水分活性を同時にモニタリングすることで表面水分状態の明確化の可能性を示唆した。
|