本研究では、比較的低価格な三次元センサを用いて果実や野菜のポイントクラウドを取得し、カラー画像の情報を活用しながら距離情報を修正し、実物に忠実な三次元モデルを生成する手法を考案した。リンゴの三次元モデルを100個以上構築し、実測値と比較した結果、RMS誤差は、体積で6cm3未満、赤道部最大径で1mm未満であった。リンゴ以外にナシ、スイカ、メロン、カボチャ、タマネギなど多種多様な三次元モデルを構築できたことから、野菜・果実の三次元的な形状・色の特徴について、これまでにないような数値化の可能性が示唆された。
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