研究課題
若手研究(B)
本研究では、独自に開発したカスケード型連続環化反応を用い、高度に縮環した多環性アルカロイドであるイソシゾガミン、ならびにステニン類の合成研究を行った。その結果、カスケード型連続環化反応の開発により、それぞれ天然物の主骨格である、高度に官能基化したキノリン骨格やピロロアゼピンを含む三環性骨格の迅速構築法を確立した。さらに、カスケード型連続反応によって得られた合成中間体を用いて、イソシゾガミンの不斉全合成を達成した。
有機合成化学