研究課題/領域番号 |
26860025
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
近藤 次郎 上智大学, 理工学部, 准教授 (10546576)
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研究協力者 |
Hanessian Stephen モントリオール大学, 教授
Baasov Timor テクニオン・イスラエル工科大学, 教授
Ennifar Eric フランス国立科学研究機構, 研究部長
Auffinger Pascal フランス国立科学研究機構, 研究部長
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | ナンセンス変異型遺伝性疾患 / 抗生物質 / リボソーム / X線結晶解析 / ドラッグデザイン |
研究成果の概要 |
本研究では遺伝性疾患治療薬の開発を目指して、様々な生物/細胞がもつリボソームRNA分子スイッチのX線結晶解析による構造研究と、得られた構造情報を基にした新規薬剤の設計・合成に取り組んだ。その結果、高いリードスルー活性、抗原虫活性または抗菌活性をもち、人体に対する副作用が低い数種類の化合物の設計・合成に成功した。特に、今回設計・合成したフッ素化アミノグリコシドのうちのひとつは、真核生物や薬剤耐性菌がもつRNA分子スイッチに特異的に結合することが明らかになった。この新規フッ素化アミノグリコシドは、ナンセンス変異型遺伝性疾患に対する治療薬となる可能性がある。
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自由記述の分野 |
構造生命科学
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