研究課題
若手研究(B)
近年、多くの先進国では、晩婚化に伴う生殖環境の悪化により、不妊治療を必要とする患者数が急激に増加している。しかしながら、生殖機能改善に関する研究は、十分に進んでおらず、不妊治療法の開発が遅れている。そこで本研究では、不妊治療へのシクロデキストリンの応用を目指して有用性や作用機序を評価した結果、シクロデキストリンが精子の脂質環境を変化させることによって受精機能を向上することが明らかになった。
生物系薬学、発生生物学、生殖工学