研究課題
若手研究(B)
高精度な質量分析技術を用いて統合失調症患者脳で発現変動しているタンパク質群を同定した。質量分析データを用いた発現量ネットワーク解析により、患者脳ではGNA13、ERKを中心としたGNA13-ERK-eIF4G2シグナルの発現低下が明らとなった。発現量を元に分子間相関関係を解析した結果、シグナル上流と下流におけるタンパク発現量の相関が明らかとなった。統合失調症患者脳では、ERK1を中心としたシグナルの低下が病態と関与することが示唆された。
プロテオミクス