• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実施状況報告書

生薬カッセキの資源確保に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26860064
研究機関東京薬科大学

研究代表者

三宅 克典  東京薬科大学, 薬学部, 助教 (20597687)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード鉱物性生薬
研究実績の概要

2015年度から研究代表者の所属が変わり、それに伴い研究を実施する環境の整備に時間を要した。手違いにより本予算を使用できるようになったのが8月末であった上、所属変更時から計画されていた研究室のリフォームが完了したのが10月であったことが研究の遅れに大きく影響している。その後、純水製造器や電子天びんなど実験に必要不可欠な機器類の導入を検討したが、納期などの事情もあり完了したのは12月下旬であった。これまで実験機器を使った研究をほとんど行うことができず、また、2月中旬からは別の研究での海外出張が予定されていたため、研究できる期間は実質的にほとんど無かった。
2014年10月及び11月に山口県山口市滑鉱山(現在は閉山)と群馬県吾妻郡嬬恋村旧上信鉱山において実施したフィールドワークにて収集したサンプルについて、その物性と煎出液の性質について検討を行っている。サンプルの全量が150マイクロメートルの篩を通過するように粉砕した後、一部については鉱物組成を明らかにするため粉末X線回折(XRD)の測定を依頼している。残りについては、純水を用いて液量が半分になるまで煎出し、誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP-OES)とイオンクロマトグラフィーの測定を依頼する予定である。これらの実験は、2015年度に実施する予定であったが、上記理由により実施が困難であったため、2016年度も引き続き実施する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究代表者の所属変更に伴う、研究環境の再構築に時間を要したため

今後の研究の推進方策

2015年度に実施できなかった内容については2016年度に実施する。また、2016年度に実施予定だった内容についても、可能な限り2016年度に実施する。

次年度使用額が生じた理由

所属機関が変わったことにより、年度初めより予算を使用することができず、研究室のリフォームに時間を要したことから、機器の導入が遅れ、実験をできなかった分の消耗品費用が反映されている。

次年度使用額の使用計画

2015年度に遂行予定だった実験の残りに予算を投入する。2016年度分の予算については研究の進捗に応じて使用する。

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi