研究課題
当研究室では、ユビキチン-プロテアソームシステムを標的とすることで、抗がん剤のリード化合物となりうる天然低分子化合物の探索を行っている。本研究課題では、ユビキチン-プロテアソームシステムの中でもユビキチン活性化酵素であるE1に着目し、以下の研究を遂行することを目的とした。(1) E1を阻害する新たな天然低分子化合物を発見する。(2) 現在、最強のE1阻害物質であるhyrtioreticulin Aの阻害機構を解明する。(3) hyrtioreticulin Aの類縁体を合成し阻害活性が強く、細胞にも効果を示す化合物を創成する。平成26年度は、hyrtioreticulin AおよびB (E1阻害活性のIC50値, 2.4および35μM) 、さらに、それら化合物の誘導体を4種類合成し、E1阻害活性を評価した。平成27年度には、その結果を参考にして他の誘導体も合成して活性を評価した。
すべて 2015 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)
Tetrahedron
巻: 71 ページ: 6956-6960
10.1016/j.tet.2015.07.009
http://kumamoto-natmed.net/index.html