微小管ダイナミクスを分子標的とする植物由来新規抗がん剤シードの探索を行った。3種の生薬、3種のヒガンバナ科植物、1種のキンポウゲ科植物、1種のユリ科植物のアルコール抽出物について、HL-60ヒト白血病細胞に対する細胞毒性を指標とした成分検索を行った結果、キンポウゲ科Helleborus foetidusから単離された新規ブファジェノリド誘導体とanemonin、ユリ科Ornithogalum saundersiaeから単離されたコレスタン配糖体は、HL-60細胞に対してアポトーシスを誘導し、G2/M期で細胞周期を停止したため、細胞分裂期における紡錘体形成を蛍光イメージングにより判定した。
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