(1) 透析患者の血中代謝性物質濃度を網羅的に測定し、非透析患者とのプロファイルの相違を明らかにした。(2) 新規インドール酢酸誘導体(MA-5)がミトコンドリアにおけるATP産生促進作用を持ち、ミトコンドリア病の新規治療薬となる可能性を明らかにした。(3) 下剤の一種であるルビプロストンが、腎不全モデルマウスに対する投与にて腸内細菌叢をいわゆる善玉菌優位に変化させ、腎機能低下および尿毒素の蓄積を抑制することを明らかにした。(4) RNaseの一種であるAngiogeninのin vivoの作用を検討し、既報で示唆されていたtRNAのCCA末端の切断作用は否定的であることを明らかにした。
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